タマネギ百姓日記

汝の隣人を愛せよと言われても

〜併合100年“奇異”解消へ〜

 「日本人はなぜすぐ謝るのか」。今年もまた、韓国人からこの質問をたくさん受けるだろう。確かに、たとえば携帯電話を手に平身低頭する日本人の姿は、韓国ではこっけいだ。「もしもし、先日は本当に恐縮でした。いえいえ、こちらこそすみませんでした」
 しかも周りに迷惑をかけないよう口元を手で覆う日本人の姿は、「何か聞かれてはまずいことを話しているのか」と奇異に映るのだという。韓国人の多くは満員電車の中でも大声で電話をする。

 実はこうしたことは、韓国通なら「常識」である。それをわざわざ新春コラムに書くのは、来年が日韓併合(1910年)から百年にあたり、またしても日本人の姿勢が韓国人に問われることになるからだ。今年後半くらいから日本植民地時代について論壇がにぎわうだろう。しかし今度は「日本はどうして謝罪しないのか」と。

 韓国では、日本の歴代首相がどれだけ韓国に謝罪し、その後国家として協力もしているか、ほとんど報じられない。最近では昨年11月、福岡県太宰府市で開かれた日中韓首脳会議で、ウォン急落に苦しむ韓国の救済策として外貨融通枠を日本は二倍に増やしたのに、外務当局もメディアも「枠拡大で合意した」と、まるで対等の施策であるかのようだ。
 そのへんの日韓気質について、韓国人の文筆家呉善花(オ・ソンファ)氏は、こう書いている。

 「太平洋戦争の話をすれば、日本人からはまず反省の言葉が口をついて出る。韓国人は当然とばかりにうなずくのだが、なぜ植民地支配をされたのか、弱点は何だったのかと反省する姿勢は教科書にもまったくみられない。」(角川文庫「スカートの風」から抜粋)

 その意味では、李明博大統領が昨夏、植民地化された理由について「私達に国を守る力がなかったからだ」と演説したのは、「前進」ということになるのだろうか。
 併合当時の大韓帝国は、600年にわたる李氏朝鮮の硬直した支配で破たん寸前だっという研究内容が、特に最近になり日米韓などの研究家により発表されるようになった。もちろんいずれも、「植民地支配を正当化するものではない」と前提を付けている。

 すぐ謝る日本人と、「反省しない」韓国人。見た目が似ているだけに、互いの不可思議さは欧米人より倍増する。あなたの不思議は私にとっても不思議。多少嫌われても明らかにしてゆきたい。

                            1月5日西日本新聞『09年頭特派員オンライン』より

 韓国に都合の悪いことを報道しない日本のメディア、対して日本の悪いところしか報道しない韓国。この記者はだいぶ突っ込んで書いてくれているが、まだまだ遠慮が見える。いったい誰に気を使っているのやら。しかし、こういう記事は大歓迎。どんどん書いて頂きたい。 

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